JACQUES MAUGER

定番の協奏曲集！ 　伴奏はフランス交響楽団で，オーケストラの自主制作盤と思われる。 　破錠なく素晴らしいテクニックと歌を聴かせる。彼はメジャーレーベルに録音がないので全ての録音を揃えるには個人輸入しかないが，日本でのみ発売されている音源もあるため世界中のファンは苦労していることだろう。 使用楽器はベッソンの９４４，マウスピースはデニスウィックの6BL。	トロンボーンのための協奏曲 グレンダール 　　トロンボーンとオーケストラのための協奏曲 マルタン 　　トロンボーンとオーケストラのためのバラード トマジ 　　トロンボーンとオーケストラのための協奏曲 ダヴィッド 　　トロンボーンとオーケストラのための協奏曲 指揮：ローレント・ペッティギャルド？ 演奏：フランス交響楽団 録音：１９９４年７月４，５，７，８日 ProductionOSF　OSF49022
全て有名名曲の編曲もので構成されている。 　本人がどんな歌心を持っているかが分かる選曲だ。 　さすが，パリ・オペラ座首席奏者，自身編曲の味付けも良い。 　デュファイがこういったトロンボーンの編曲を行っていたとは知らなかった。 　超絶技巧を披露すると言うよりもいかに歌を聴かせるかに腐心しているようだ。それはソロ・アルバムというとどうしても技巧を重視しがちな傾向に一石を投じているように思える。 　フランス風な歌い回しの勉強になる１枚。 使用楽器はベッソンの９４４-1テナー／バス・トロンボーン	スーパー・ソニック・トロンボーン ベルディ（シルヴェストル＆デセンヌ編曲） 　　歌劇「運命の力」序曲 ビゼー（デュファイ編曲） 　　カルメナリア（カルメン・メドレー） プロコフィエフ（デュファイ編曲） 　　バレエ「ロミオとジュリエット」より マスネ（モージェ編曲） 　　タイスの瞑想曲 チャイコフスキー（デュファイ編曲） 　　チャイコフスキー・ダイジェスト モーツァルト（デュファイ編曲） 　　情熱のモーツァルト（トルコ行進曲） ブラームス（リュダエフ編曲） 　　ハンガリー舞曲　第５番 バッハ（モージェ編曲） 　　バディネリ ヴィラ＝ロボス（デセンヌ編曲） 　　アリア（ブラジル風バッハ　第５番より） モーツァルト（モージェ編曲） 　　夜の女王のアリア（歌劇「魔笛」より） リムスキー・コルサコフ 　　熊蜂の行（歌劇「ムラダ」より） サン・サーンス 　　白鳥（動物の謝肉祭より） piano：笹木佳代 録音：１９９５年６月７〜８日　川口リリア音楽ホール FIREBIRD KICC　１９１