イギリスが誇る文化といえるブラス・バンドはその楽器編成と楽器の役割に特徴があり独特な魅力もあってファンは多い。 シャンドスは創設時からブラック・ダイク・ミルズ・バンドのレコーディングに力を入れており,数多くのレコーディングがある。 今回のアルバムは,名人揃いのメンバーをソリストにフューチャーしている。どの協奏曲でも素晴らしいソロ・ワークで感心する。 リムスキー・コルサコフはラングフォードの編曲によるブラス・バンド伴奏版で,少しゆっくり目のテンポで奏される。ブラス・バンドの場合トロンボーンは少し硬めの信号ラッパ的な扱いのため,中細管で小さめのマウスピースが一般的であるが,ソリストの音色にはきつさはなかった。 ホロヴィッツのユーフォニアム協奏曲はこの楽器の音色と機能性の魅力を余すことなく伝える素晴らしい曲で,これから演奏機会が増えることだろう。 |
協奏曲 ホロヴィッツ ユーフォニアム協奏曲 スパーク コンチェルト・グロッソ (コルネット2,ホルン,ユーフォニアム) リムスキー・コルサコフ(ラングフォード編曲) トロンボーン協奏曲 ライト 三重協奏曲 (コルネット,トロンボーン,ユーフォニアム) ウッド コンチェルティーノ ユーフォニアム:ロバート・チャイルズ コルネット:ロジャー・ウェブスター コルネット:フィリップ・ショウ ホルン:サンディー・スミス CHANDOS CHAN8793 |
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