ロスアンジェルスの音楽業界のベテラン ビル・ブースのファ−スト・アルバム。 選曲にはただならぬ自信と考え抜かれた後が窺える。 正統的に,しかしブース自身の編曲でモーツァルトを,そしてアメリカのトロンボーン協奏曲の代表作クレストンが奏される。 トロンボーン仲間のシャーンバーグ,アメリカ人作曲家プロッグ,コンヴァンティーノの佳曲を紹介しながら他の楽器のために書かれた古典を挟み,飽きさせない。 ソロ・アルバムはこうあるべきという良い見本である。 |
バランシング・アクト ベートーヴェン(ビル・ブース編曲) モーツアルト「魔笛」の「恋を知る男達は」の主題による7つの変奏曲 (原曲はチェロとピアノ) クレストン(クレストン編曲) 幻想曲 作品42 シャーンバーグ ※ どっちつかず (トロンボーン,弦楽四重奏とマリンバのための) プロッグ トロンボーンとピアノのための3つのミニチュア ラヴェル(ビル・ブース編曲) ハバネラ形式の小品 コンヴァンティーノ 4つの前奏曲 ☆ 前奏曲第1番 (フルート,クラリネット。トロンボーン,二台のピアノ,ハープ) 前奏曲第2番 (トロンボーンとピアノ) 前奏曲第3番 (クラリネット,トランペット,2本のトロンボーン,パーカッション, 2台のピアノ,ヴィオラ,チェロ) 前奏曲第4番 (トランペット,トロンボーン,ハープ,ピアノ,ヴィオラ,チェロ) シューマン(ビル・ブース編曲) 3つの幻想小曲集 作品73 (原曲はクラリネットかヴァイオリンかチェロ) piano:ブライアン・ペッツォーニ ※ヴァイオリン:クレイトン・ハスロップ,ライアン・モートナー ヴィオラ:ジャネット・ラカトス チェロ:デヴィット・スペルツ マリンバ:グレッグ・グッドール ☆フルート:ロイス・ディトューリオ クラリネット:ジェイムス・カンター トランペット:バーネット・ディロン ピアノ:アントイネット・ペリー ピアノ:グローリア・チェン=コクラン ピアノ:ブライアン・ペッツォーニ ハープ:ゲイル・レヴァント ヴィオラ:ジャネット・ラカトス チェロ:デニス・カルマーツィン パーカッション:グレッグ・グッドール 指揮:リチャード・カウフマン CRYSTAL CD 387 |
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